2008年6月 6日 (金)

卒業

数日前になりますが、ようやく冬学期の成績がそろい、どうやら無事にLLMとして卒業できるようです。ほっとしました。色々とアドバイスをいただいたみな様、本当にありがとうございました。

ここ数日のアナーバーは、東京の夏を思わせるような暑さが続いており、そんななか家の冷房が故障したり、もとのPCがおかしくなりかかったので修理に出したり、パスポート更新のためにデトロイトに2度行ったりなどでバーの勉強がかなり遅れ気味です。ピッチをあげなければと思います。

6月になり、部屋の窓から見える木の葉の緑が徐々にこの部屋に入居しはじめたときの姿に近づいてきました。もうすぐ渡米して1年がたつんだなと実感させられます。

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2008年5月 9日 (金)

卒業!

報告が遅れてしまいましたが、おかげさまをもちまして5月3日をもって卒業いたしました!

試験期間が5月1日までだったので当然のことながら成績は返ってきておらず、「卒業見込」の状態のまま卒業してしまうのはとても不思議な感じがします。しかし、今学期は厳しいカリキュラムながらも秋学期と比べると日々の勉強も試験対策も非常に充実していたと思いますので、LL.M.の学位の取得自体は大丈夫ではないかという手ごたえを感じています。

また、ペーパーに関しても卒業後の5月中旬とかが締め切りで残しているクラスメイトが約4分の1くらいはいるのですが、私の場合、4月上旬・中旬が締め切りだったのでこれもすべて終えており、すっきりした気分でキャップス&ガウンを着用しての卒業式にのぞむことができました。ただ、前日、友人らと朝の5時まで飲んでしまったために卒業式の祝辞を聞きながらぼーっとしてしまったこと、顔がむくんでしまっていたので普段にも増して写真映りが悪くなってしまったことが非常に悔やまれます。せっかくの日なのに(涙)。

それにしてもこの季節のミシガンは新緑あふれ本当に美しいです。

卒業生による事前の選挙によって選ばれた卒業生代表のスピーチは、山あり谷ありのロ-スクール生活を振り返りつつこれまで支えてくれた人に対する感謝の気持ちを織り交ぜた非常にしっかりしたスピーチで、OBゲスト(NBA Celtics の共同経営者)によるスピーチは、未来について語った大変示唆に富んだスピーチでした。それにしてもスピーチを行う卒業生代表を学生の選挙で選ぶというのも日本では考えにくいことだと思います。そして、生徒の名前が一人一人呼ばれて壇上にあがり、Deanと握手し、Assistant Deanから証書の授与。この8ヶ月間、大変なことも多く頑張ったと思うだけに涙がこみあげるとまではいかないものの、感動ものでした。

翌日はクラスメイトたちとBBQとサッカーをし、その翌日はDCへと旅立つクラスメイトを一人空港まで送りました。ロースクールで勉強を続ける人、NY Bar Examを受ける人、しばらく旅に出る人、仕事に戻る人など徐々に散り散りになっていっています。

さて、来週はシカゴ旅行で大都会の雰囲気を満喫してきます。帰ってきたらいよいよBarの勉強開始です!

(写真掲載しました。学生代表のスピーチです。)

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2008年5月 2日 (金)

試験終了!

30日に試験が終了しました!

今学期は授業自体に対する慣れもあり、また、先学期の反省を踏まえて予習や復習の方法も工夫していましたので先学期より見通しよく戦えるかと少し思っていたのですが、4月上旬にペーパーの締め切りが重なったこともあり、結局、試験期間中は睡眠時間を削っての体力勝負で何とか押し切った感じです(笑)。特にP教授のSecurities Regulationの試験の前の夜は、プレッシャーで寝ることができず一睡もしない朦朧とした状態で臨みかろうじて気力で乗り切りました。こんな経験はこの時期しかできないので、そのうちいい思い出になると思います。

さて、試験が終わったらすぐ卒業式です(試験期間の最終日が1日で、卒業式は3日!)。NY Bar ExamまでA2に残留する身としては、もう少し先でもいいんじゃないのと思ってしまいますが、Barを受けずに母国に帰ったり、新しい環境に身を転じたりするクラスメイトからすると卒業式が先であればあるほど新しい第一歩への踏み出しが遅れてしまう(あるいは卒業式まで待たずに移動していまう人が増える)といもいえますので、名残惜しくはありますが、合理的なやりかたということでしょうか。

NY Barのことを考えるとちょっと気が重いですが、まずは明日の卒業式、楽しんできたいと思います!

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(近所の桜です。)

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2008年4月18日 (金)

授業終了、そして

水曜日でロースクールの授業が終了し、本日、Negotiationsのペーパーを提出しました。ゼミの課題は先週水曜に終え、今週火曜はInhouse counselのペーパを出し、そして今日と我ながらよく頑張ったと思います。一時は重圧で押しつぶされそうでした。

授業が終わっても来月からBarBriがあるからか、試験へ向けてのプレッシャーからか、年をとったからか意外と感慨がありません。涙の一つぶくらい出るかと思っていたのですが。

そういえば野球選手もキャンプのシーズンになって、キャンプに参加してない自分に気づいて、はじめて引退したことを実感すると聞いたことがあります。そんなものかもしれません。

ともあれ、これで来週から始まるFinal Exam3科目に全力投球です!

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2008年3月28日 (金)

APALSA

APALSAのお祭りに参加してきました。アジア系アメリカ人のロースクールが主に所属するロースクール内の親睦団体のようなものです。

カラオケ大会あり、

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優勝者は、審査員の教授に「You should throw away your law job.」と言われ、

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中国ダンスあり、

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インドのBollywood風ダンスあり、

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いい気分転換になりました。

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2008年3月27日 (木)

Moot Court

学内でいくつか開催されている模擬裁判の大会のうち、最も格式が高いとされ、本年で84回めを迎えるCampbell Moot Court CompetitionのFinalを傍聴してきました。

この大会は、9月ころから始まり、架空の事案についてまずは書面でのBriefをもとに参加者を絞り込んでいき、準々決勝からはBriefに口頭弁論が加わり(審査員は教授たち)、準決勝を行い、決勝は連邦高裁のベテラン判事3名を審査員に迎え行います。我がロースクールのトップレベルの学生がどんな弁論を行うのか楽しみに見学してきました。

さて、事案は概略こんな感じだったと思います。

Fは、娘D(乳飲み子)の面倒を見てもらうために友人N宅を訪れる目的でNのアパートの建物に入りN宅に向かって廊下を歩いていたところ、Nの隣人Cのアパートを捜索令状(嫌疑は違法な薬物、銃器の取引)に基づき捜索しようとしていた10名の武装警察官に遭遇した。当該地域はギャングが活発に活動している地域であったため、Fを見かけた警察官Gは、自身または他の警察官に危害が加えられることを防止する目的でFを制止し、廊下の壁に手を当てて立たせ、Fの身体およびFが携帯していたバッグを開被せずに捜索したが、武器等は何も見つからなかった。その後15分間、C宅で捜索が行われている間、GはFの立ち退きを認めなかったが、FがDをあやすことは認めた。FがDにかける毛布を取り出すためにバッグを開けたところ、バッグの中から自動小銃の姿が見えた。Gは直ちに当該自動小銃を差し押さえ、Fを銃器の不法所持(Hutchins州法違反)で逮捕した。第一審、第二審ともにFには有罪判決が言い渡され、FはHutchins州最高裁に上告。

論点1:連邦憲法修正第2条は、銃器保持の権利を国民に保障しているか、仮に保障している場合、Hutchins州法は合憲か。

論点2:Gの行為は、Michigan v. Summersで拡張された捜索令状に基づく行為の範囲内といえるか、それともその範囲を超えて連邦憲法修正第4条違反とならないか。

いかがでしょうか?

さて、この決勝戦は、教授、生徒など200名くらいの聴衆が訪れ、実際の法廷のように審査員(裁判官)は法服姿で、裁判官が入室される際には傍聴者は起立しました。サマースクールで地元の裁判所を見学した際にも感じたのですが、ベテランの裁判官の威厳は本当にすごいですね。生徒たちの口頭弁論の途中でもそれを遮って容赦なく鋭い質問を浴びせかけます。生徒たちも緊張しながらも負けじと応戦。

気になる結果はというと、論点について実体的な判断を下すのではなく、Brief(25枚までという限定つきのようでした)および口頭弁論の優劣で勝敗の審査が行われました。その後、裁判官による講評が行われCampbell Moot Court Competitionは幕を閉じたのでした。

裁判官の講評で印象に残ったのが以下、2点。

In facing a judge, do not forget the ABC. Accuracy, Brevity, and Clarity.

The first five sentences should go to the heart of the case.

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(当日はカメラを持参しておらず、口頭弁論の光景を写真に撮ることができませんでした。口頭弁論を終え裁判官たちが合議している間の休憩時間中にロースクールの寮に住んでいる中国人LLMに頼んでカメラを持ってきてもらい、なんとか講評中の写真を撮ることができました。)

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2008年3月13日 (木)

Auction

ロースクールでの生活もあと2ヶ月を切ってしまいました。相変わらず授業の準備、復習、そしてペーパーの準備に相当な時間をとられるという現状は変わらないのですが、学内でのイベントに積極的に参加するよう心がけています。

今日は、Student Funded Fellowships Auctionが開催され、参加してきました。オークションに出される品は全部で800品以上あり、その一覧表をわざわざ印刷物にしてしまうくらい力の入った企画です。

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品物は、何かのチケット(地元のものだけでなく、NYブロードウェーのミュージカル鑑賞券も多数)のようなありがちな物だけでなく、「教授とゴルフする権利」とか「教授とフットボールを見に行く権利」といった教授または全米各地で活躍しているOBと一緒に何かをしたりどこかに行ったりする権利などもあり、また、「Deanがこの冬愛用していたコート」も「もう暖かくなってきたからいらないでしょう」などという理由で出品させられていました。「BarBri半額券」なんていうきわめて実利的なものも(笑)。

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約40品が教室内でのLive Auctionで落札の対象となり、これは何人かの教授が交代でAuctioneerをつとめ、半ば酔っ払いながらジョーク飛ばしまくりで進行し(校舎内のイベントとしては非常に珍しくお酒も提供されていました)、価格をせり上げていました。1000ドルを超える高額落札品も多数。。。

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こちらの女子生徒、確かSeinfeld教授のご自宅に4人でお邪魔して手料理をご馳走になる権利を1200ドルくらいで落札し、ガッツポーズの図。よほどファンなのでしょうね。

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こちらの先生は生徒に負けじと熱くなり、ついに上着を脱ぎすて(写真左下参照)教壇に脚をのせておられます。。。

その他の品物は、Silent Auctionといって廊下に紙が置いてあり、購入希望者が落札価格を記入し、締め切り時における最高価格記入者が落札というかたちで、校舎全体を巻き込むような形で進められました。

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結局、私は2品落札し、あと1品をAsia Law SocietyのJDの友人と協同で落札しました(合計支出:220ドル)。

1)JJ White教授のサイン入りのUCC解説本

商品の引渡しを受けに行ったら、本はもらえず証書だけをもらい、本自体は直接JJとやりとりのうえいただくということのようです(汗)。

2)Detroit Symphony Orchestra鑑賞券(2枚)

<協同落札>

3)Howson教授がパリマラソンに出場する際に着用するTシャツのデザインを決める権利

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誰かと事前に示しあわせていなくてもこういうイベントに行けば知り合いを見つけて合流できるし、新しい知り合いを増やすこともできる。騒々しい飲み会より私はこういうイベントが大好きだ。

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2008年2月25日 (月)

冬休み

今日からロースクールを含め、大学全体が1週間の休みに突入。大学の一組織である妻の英会話教室も休みです。

この1ヶ月来、「この休みどうする?」ということがよく話題になり、「冬休み」と言うか「春休み」と言うか躊躇したりしていたのですが、正式には冬休みのようです。今も外は雪が深々と降っており、やはり冬休みというのが実態をとらえていると思います。

この休みも旅行に出る者、一時帰国する者、AAに残る者とに分かれますが私はAAに残留し、授業のキャッチアップやペーパーの準備などに勤しんでおります。

AAは、学校が休みになると自動車の交通量も人通りも減り、町全体が本当に静かになります。そんななか図書館に行くのは結構つらいものがありますが、行ってみるとそれなりの数の学生が勉強してますし、LLM卒業もかかっていますのでので頑張りきりたいと思います。

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2008年2月14日 (木)

謎のコーラス団

Securities Regulationの授業は、教室全体を3つに分け、右側は火曜、中央は水曜、左側は木曜というように、座席の場所によって先生にあてられる(可能性のある)日が分けられています。

このように事前予告されている反面、質問に答えられず「予習不足」と認定されてしまうと、Final Examの成績から3点減点(100点満点)されてしまうという恐怖があるのですが。。。

そんなぼやきはさておき、昨日は、私があてられる可能性のある水曜日。しっかり予習して真剣に授業に聞き入っていると、教室の扉が開き、突如として赤、白、ピンクの服を着た学生団がさわやかに登場。

なんだなんだ?

と思っていると、先生に手紙を渡し、突如として先生に向かいアカペラでコーラス開始。

はぁ、授業中なのに、こんなんあり?

しかも、男が男に向かってラブソングを熱唱してるんですが。。

そういえばバレンタインだったんですね(笑)。

なんでも「ロースクール合唱団がバレンタインにあなたの意中の(?)人(教授、生徒)がいる教室を訪れてメッセージカードとラブソングを贈ります!」という企画なんだとか(ちなみに事前申込が必要で有料です)。。。

なんと粋な。。。

受け手もみんなも楽しめるハッピーなアメリカらしい企画でした。

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午前の授業では、あっけにとられていましたが、午後の授業では携帯カメラで衝撃の光景をなんとか写真におさめることができました(受け手は男子学生でした)。

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2008年2月 9日 (土)

科目紹介(2)

今学期の履修科目紹介の第2弾です。

1. Negotiations
仮想的事例について役割を設定し、事例上与えられた達成すべき目標を目指して交渉を行うシミュレーションを毎回のように行い、その結果やリーディング課題に関するディスカッションを通して交渉のなんたるかを学ぶコースです。今まで何気なく行っていたことについて認知心理学的なアプローチから明確な説明が与えられたりするなど、交渉そして合意形成へのプロセスに関して「気づき」が多いです。JDと組になってのあるいはJDと相対してのシミュレーションでは、彼らの思考プロセスを学ぶことができ、想定外の展開に唖然とさせられることもしばしば。また、シミュレーションとはいえ交渉の場でのネイティヴ学生の話し方は容赦なしですので、英語の鍛錬にもなっています。

2.Mergers & Acquisitions
教授は、HBS, Yale JD, I Banker, M&A lawyerという経歴です。「私がM&A lawyerの仕事を始めたときに『こういうことを学んでおきたかった』と感じたことをやっていきたい」言っていたので法的な側面だけでなく、taxなどの周辺分野についても理解が深まることを期待しています。

3.In-house counsel
地元メジャーの企業の法務部門の責任者がin-house lawyer(企業内弁護士)に関する諸トピックを採りあげてくれます。毎回ゲストスピーカーが来るし、アメリカの大企業の法務部の実情を知ることができる機会としてとても楽しく受講しています。リーディングが毎週150ページくらいで、試験に加えてペーパーも課されるので相当負担が重く、LLMは私一人だけと寂しい状況ですが、頑張ってやり遂げたいなと。ああぁ、ペーパーの課題を早く考えないといけない。。。

4.Corporate governance & Stock market development in emerging markets(ゼミ)
中国、インドを中心にそれらに加えて韓国、ロシアのCoporate Governaceや証券取引市場の成長発展を考察するゼミです。これもリーディングが多く、ぺーパーがあるので気が重いですね。ゼミなので当然といえば当然ですが。

Securities Regulationと考えあわせると、今学期は先学期より非常に負担が重いです。LLM一人だけという科目が2つもあり(NegotiationsもLLM2人だけ)、どうしてこんな独自路線を選択してしまったんだろうと思ってしまうときもありますが、自分の知的好奇心に素直に従った結果なので、頑張ってみます。。。

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